02月12日 (日)|ホタルの生息環境を維持する水辺の整備 in 瀬上市民の森

「瀬上(せがみ)市民の森」は、横浜市内最大の緑地である円海山の一角にあり、横浜の原風景(里山景観)を深く感じることができる谷戸です。
シンボルである「瀬上池」を中心に、樹林地、竹林、小川、湿地、谷戸田などがモザイクのように多様な環境をつくり、横浜に昔から棲んでいる沢山の生きものが今も暮らしています。
ここでは、樹林地と水辺が融合した谷戸の環境と景観を維持するため、地権者、行政、市民団体(瀬上さとやまもりの会)が瀬上市民の森憲章に基づいて活動しています。

今回のミッションでは、ホタルが生息する環境整備のお手伝いを行いました。

活動場所となる谷戸の小川では、初夏には横浜で最大規模のホタルが見られますが、その環境を守るためにホタルの生態を理解して、定期的に必要な整備を行っていくことが必要です。
その一つとして、ホタルの餌になる巻貝が食べる藻が育つよう、水面にかかって光を遮る低木の枝を払ったり草を刈る作業を現地団体の瀬上さとやまもりの会さんと一緒に行いました。
保全活動終了後には、ホタルの生態について学ぶミニレクチャーも行っていただきました。

~ミッション詳細~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■場所:瀬上市民の森
■日時:2023年2月12日(日) 9:20~12:00
■現地団体:「瀬上さとやまもりの会」さん
■参加者:レンジャーズ隊員11名、リーダー2名、瀬上さとやまもりの会のみなさん、
谷戸のボランティア塾のみなさん
■活動:ホタルの生息する小川周辺の枝払いと草刈り等
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活動の様子です。

 

朝、JR港南台駅での集合。集まりが良かったのでバスの待ち時間での自己紹介

 

現地到着 活動準備ができたら現地団体(瀬上さとやまもりの会)のみなさんと朝のミーティングです

冬の寒い日は、ラジオ体操で体をほぐしてから活動を行います

活動前に簡単に、小川周辺の枝払いをおこなう必要性を確認します。 活動前の小川

小川の中から、水面にかかっている枝や常緑樹の伐採をおこないます。

刈り取った枝や草は、みんなで集めます。

活動前にくらべ、すっきり。小川にかかっていた枝などを整理して陽が入るようになりました。

作業終了後、横浜で最大級のため池の瀬上池や、11月のレンジャーズ活動で整備したヤマアカガエルの生息地などを見学させていただきました。

瀬上さとやまもりの会の中塚さんから、ホタルの生態のミニレクチャーを受け
活動のふり返りをして全体活動終了となりました。

瀬上さとやまもりの会のみなさま、ありがとうございました。
レンジャーズ隊員のみなさんお疲れ様でした。

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